仄かな明かり

オーディオ熱が復活して以来はまっている雑誌が「analog」。
その名の通り,アナログ・レコードに関する話題が主となっている雑誌です。
この中に頻繁に出てくるのは勿論プレーヤー(しかもウン百万円のものなんて普通に・・・)や
カートリッジ(これもウン十万円のものが・・・),トーンアーム等々なのですが,
それら以外に良く出てくるのが真空管アンプ。
今使っているアンプも職場の人が手作りしたトランジスターアンプで,とってもいい音がするんです。
私には十分高音質な音環境で音楽を楽しんでいるんですが,
これだけ真空管アンプが出てくるとどうしても浮気心が・・・。
ついに我慢ができなくなって,職場にいらっしゃる真空管アンプ自作教祖様に一台作ってもらえないかと相談してしまいました。
そしたら,自宅にある昔作ったものが眠っているんだけどいらないかという何とも美味しい話が。
一も二もなく飛びついたわけで,やってきたのがこれ。

057.jpg

話によると20年以上前に制作したものらしいのですが,Luxの基板をもとに制作したものらしいのです。
以前に制作してもらった真空管式フォノイコライザーの基板も元々はこのアンプについていたものらしいです。
やっと,元の鞘に戻ったわけです。
早速家に持ち帰り,ドキドキしながら接続し,鳴らしてみました。
いやぁ,ごめんなさい。私,真空管アンプに関してちょっと誤解していました。
予想していたのは,高音域も低音域も少し詰まってしまって,でも真ん中が厚く響く音だったんです。
ところが出てきた音は全然違っていました。
十分に高音域が伸び,低音域も豊か。逆にちょっと低音域は緩い音が多いかもしれない。
透明感があって,立体感があって。
一応もとのアンプにもう一度つなぎ変えて確認しました。
うん,もとのアンプも凄く良い。
若干音がスピード感ある感じ。
低音が締まっていて,高音もちゃんと出ている。
違いは透明感と音の厚み・立体感かなぁ。
夜遅く,部屋の電気を暗くして,真空管のほのかな光を見つめながら,LPから流れるJazz Vocalを聞く。
しかも最近はまっているモノラルLPをモノラルカートリッジを使って(^^ゞ。
なんか,凄い贅沢をしている感じがしてきました(^^ゞ。

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