
この写真を撮った頃はまだ紫陽花の色合いも淡く,ちょっと強めの光もあって
淡いグラデーションがちょっと気に入りました。
背景のボケ具合はやはり年代物のレンズ(私のズミクロンは初期の沈胴型ですから)らしく,
少しざわつきがありますが,それを味と呼べば問題もないでしょう。
それよりも,ネガフィルムのスキャンはボケの部分に粒子が乗ってしまうことが多く,
この一枚もそのおかげで最初左下のハイライト部分がつぶつぶで汚くなってしまっていました。
仕方がないので粒状感軽減フィルターを掛けてあるんですが,
花の部分のシャープネスがあまり下がらなくてちょっとほっとしております。
こういった写真はポジをスキャンした方が綺麗に仕上がることの方が多いです。
スキャン時の露出の決め方に何か問題が有るのかもしれませんが,
試行錯誤し続けていますが未だにこれだという決定打が無いですねぇ。
Camera : Leica M4-2
Lens : Leica Summicron 50mm F2
Film : Kodak Gold 200